高齢者が入院すると足腰が弱くなり大変です

高齢者が入院すると足腰が弱くなり大変です。本人は勿論ですが、退院後のケアをする家族の負担も大きいです。入院中からの高齢者のケアすることで足腰が弱まる程度を軽くすることができるとわかりました。
高齢な母(80才過ぎ)の今回長期間(4か月)入院しました。膝下に10cmほどの大きな潰瘍ができ、通院治療では治らず悪化。そのため大学附属病院に転院し先進医療で何とか治癒することを目指し、転院・入院することになりました。

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目次

入院中からのリハビリが大事

加齢とともに下肢の血流が悪くなり(弁が閉じる力が弱くなったり、血管が痛んできたり)、またC型肝炎の影響もあるようだとの診断で、入院中は日中もベッドに横たわり、下肢を上体よりも高くするようにしていることが、治癒の重要なポイントでした。
なので、自分で動き回るという事が制限され、月日が経つごとに母は痩せていきました。
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退院近くなった時期は、退院後の足腰が弱まることを少しでも軽減するために、理学療法士が毎日一回歩行のためのリハビリを行ってくれるようになりました。
4か月もの長期入院をするのは、家族の中でも初めてのことだったので、この時はそういうものなのか?と思っていただけでした。
そして、退院後の自宅での生活が始まると同時に、高齢者の長期入院でガクんと足腰が弱くなってしまうことを実感しました。

足腰が弱くなって困ったこと

それは夜間のトイレです。それまでは、母が一人で夜間のトイレに行き来できていたのですが、退院後は足腰が弱くなったせいで、とてもじゃないですがひとりで夜間トイレに立たせるのは危険でした。そのため家族が2日づつ交代して、夜間は母のベッド下で寝ることにして、母がトイレに立つときは起こしてもらって付き添うということを10日間ほど続けました。

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既に自宅には、母のために各所に手すりを設置してあり、入院前から自宅内を移動するとき、特にトイレに行くときは大変に母の助けになっていました。
手すりが途切れるところでは、他の家族が手を添えて母をひいて歩行の補助をしています。
しかし、夜間については、母の部屋をトイレ直ぐ近くに用意していることもあり、母一人で手すりなどを伝って行き来してもらっていました。
しかし、母は退院して自宅に連れて帰ると、大幅に足腰は弱くなり、体力もめっきりと低下してしまっていることを感じました。

踏み台昇降運動を始めました

高齢者が入院する時は、入院中からの歩行等のリハビリが大事だと痛感したわけですが、それとともに、元気になった今、普段の生活の中でトレーニングをしてもらうことにしました。
それは、踏み台昇降運動です。母はそもそもデイケア施設に出かけたり、他人と過ごすことがとても苦手なので、どうしても家から外に出ないで過ごすことが多いのです。
散歩をするときもあるのですが、雨やら、暑かったり、寒かったりすると、連れ出す家族も億劫になり休んでしまっていました。
しかし、踏み台昇降運動ならば、自宅屋内の小スペースですることができますし、天候に関係なく続けることができるし、といろいろなメリットがあることがわかりました。
そして何より母自身が、これならやる、と言ってくれたので、家族もホッとしつつ、サポートしていくことにしました。
やり始めて2か月が経ちますが、気のせいか、以前よりも母が足腰が強くなってきた感じがします。入浴ヘルパーのかたも、浴槽を軽々とまたげるようになりましたよ!と嬉しい報告をしてくれました。

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